名東水園の取り組み
弊社はペットショップとして飼育文化の良い側面を維持しつつ、さらなる発展を目指すために、法令遵守、生物多様性、動物愛護に対して自主的な取り組みを行っています。
法令順守
従業員への環境教育
現在、ペット関連の法律や条例は多岐にわたります。種の保存法、外来生物法、天然記念物法などについてはマニュアルを作成した上で、新入社員研修を行っております。
社内ツールでの法令情報の共有
法令は常に改正されますし、倫理観も時代により変化します。関連する報道を注視し、かつ、これらの共有を行うことで、社内意識のアップデートに努めております。
生物多様性
取り扱い生体の自主規制
法律や条例を守ることを前提とし、企業としてサステナビリティの観点に基づき、2021年11月より以下のような自主規制を行っています。
・国や都道府県で絶滅危惧Ⅱ類以上に指定されている生物の野生個体は、国内外来種として駆除対象となっているもの以外、原則扱わない。なお、都道府県に関しては採捕場所を基準とする。
・国内で南西諸島にのみ分布する陸上生物および淡水生物のうち、在来種の野生個体は国内外来種として駆除対象となっているもの以外、原則扱わない。
・検疫有害動植物(http://www.pps.go.jp/rgltsrch/)について、未判定の生物及び、輸入が禁止された生物は、国内で流通していたとしても原則扱わない。
・サイテスⅡ類に指定されている生物のうち、密輸が疑われるものは扱わない。
・未判定外来生物のうち、国内に流通していないものは扱わない。
・鳥獣保護管理法に定められた狩猟鳥獣48種を取り扱い場合は、定められた猟期や猟法を守った上であることを確認し、適法であることを証明する資料を揃えた上で扱う。
・在来のサンショウウオ科については、WC・CB問わず扱わない。
・イモリ掬いは行わない。
・国産の淡水魚類、水生昆虫類については、養殖および自然に圧力をかけず採捕されたものの判断がつけにくいため、あらかじめ定めた業者以外からの取引をしない。
・愛知近郊の希少種である以下の魚類は野生個体を扱わない。
カワバタモロコ、ホトケドジョウ、タニガワナマズ、トウカイコガタスジシマドジョウ、トウカイヨシノボリ
・オカヤドカリについては、採捕許可のある業者から適法に流通するものに限り扱う。
・国内に定着した外来種の昆虫は扱わない。
・植物を販売するにあたり、乱獲を防ぐため都道府県市町村名などの産地表記をしない。
・南西諸島の植物について、野生から採取したものは扱わない。また、野生から採取した個体を養生しただけのものは扱わない。ただし、増殖した栽培個体は扱える。
※自主規制の内容について、特に検疫有害動植物および絶滅危惧種の内容は随時改正されるため、すぐに運用できていない場合もあります。社内で改正を把握し次第に運用します。
国内種の健全な流通
一部の国内種において、トレーサビリティ販売を行っております。ブリーダー様が大事に育成した養殖個体を正確にお伝えしながら流通させています。また、トレーサビリティ生体の販売と同時に、お客様に放流が外来種問題に繋がることをお伝えしています。
詳しくはこちらから。
放流、放逐を防ぐための啓発
店頭でのポスター掲示やチラシ配布などで啓発活動を行っています。また、観賞魚振興会の「観賞魚引き取りシステム」を利用し、魚の引き取りを行っております。
http://www.jafa-net.org/notice/
動物愛護
生体販売説明書
動物愛護法に従い、哺乳類、鳥類、爬虫類に関しては全てのお客様の個人情報をお預かりしております。また、この生体販売説明書には、飼い主の責任、飼育方法、病気、繁殖、人畜感染症、逸走、関係法令などについて、詳しく記載されています。お客様に合わせて細部までご説明をさせていただき、生きものとお客様が幸せに暮らせるよう尽力しております。
小動物の自主検査・健康管理
生体の種類に応じて顧問獣医の指導の下で以下のような自主検査を行い、健康管理を行っております。
その他
研究
メダカやゼブラフィッシュという小型魚類の研究において、弊社は国内における研究が開始される当初から、熱帯魚飼育の技術を用いて研究者の方々をサポートしてきました。この飼育装置は、研究者の方々の要望を取り入れて改良を続け、科学技術の発展と、飼育技術の発展に寄与しております。
システム営業部のページはこちらから
加入している業界団体
・日本観賞魚振興事業協同組合
熱帯魚の小売を専業としている企業としては唯一、役員として活動しています。
http://www.jafa-net.org/
・日本爬虫類両生類協会
設立からの会員で、総会にも毎回出席しております。
http://jpras.or.jp/